もう今年も終わりですね。今回は寒冷地の「寒さ」と、薪ストーブについてをテーマに書いていきたいと思います!
ニュースでも「大寒波!」と言われていました12月18日の土曜日…。
この日、信州ほぼ全域で雪が降りました。(場所によっては積雪50cm以上だったとか…!)
東京だって雪が降ることもありますが、真冬の寒冷地であれば珍しくはないのかな?ということで、まずは雪と気温の話からいきましょう!
真冬の寒冷地の気温はどれぐらい?
よく−10度の世界とは聞いていましたが…こんな感じです。
最低気温が、−10度の日もあるのが分かります。
実際に雪の降った18日土曜日の朝方は−6〜7度で東京にいたら、ほぼ体験することのない気温でした。
我が家の車も雪でガッチガチになってしまいました。
このあと、宿泊先にて雪を取り除く道具をお借りして雪と格闘しました。
同じ東京の宿泊客で、ノーマルタイヤの方をお見かけしましたが大丈夫だったのかな…?
おそらく例年通りであれば、この時期はまだ雪が降っていない予定だったため、ノーマルタイヤの方もいたのかもしれません。
※本当は11月ぐらいからスタッドレスに履き替えた方が安全です。冬の寒冷地に行かれる方はご注意!
現地の方にも話を伺いましたが、今回の18日土曜日の状況は1月並だということでした。
なので、真冬の寒冷地のいい体験にはなりました!
雪が降った日の服装
見苦しいのでお見せすることはできませんが(笑)
- 極暖ヒートテック(UNIQLO)
- 裏起毛のスウェット
- ヒートテックのレギンス(UNIQLO)
- デニムパンツ
- 普通の靴下
- ムートンブーツ
- ボアとキルティングがリバーシブルになったコート
- ファーティペット
- 手袋や帽子は無し
「あー冬になると似たような服装よく見かけるわ〜」という首都圏版の服装です。
私は完全に寒冷地をなめてました。
真冬の寒冷地、外ではこんな服装では長い時間いられません!
それでも、末娘は−9度の中でもアウターなしで平気そうにしてた…子供の体はすごい…!
初日の17日金曜日は雨は降っていたものの、比較的暖かく(最高気温6度、最低気温1度)こんな感じの服装でも余裕でした!
これぐらいだったら、東京と変わらない!余裕!何なら歩いてたら暑いと思ったぐらい。
息子は今回寒さ対策で評判の良かったUNIQLOのアウターを購入しました。
こちらは風を通さず、しっかり暖かったそう。寒さ対策用にするにしては、ちょっと丈が短いような?
普段使いには良さそうなので、私も色違いで買おうかな♪
室内は暖かいのか?
突然ですが、北海道は日本一暖かい家を造っている場所とも言われています。
その理由は外が寒いから!!
なので、寒冷地のお家はしっかりとした断熱を施す必要があります。
では、実際どうだったのか。
18日の朝、外気温は−7度でした。
こちらの室内は部屋の中で一番寒かった洗面脱衣室です。
低い気温に見えますが、無暖房の状態・窓際であり、体感でも一番寒い場所でしたので仕方ないかなと。
洗面脱衣室はヒートショック防止のためにもヒーターやエアコンの設置をオススメします。
ししりん家はガスファンヒーターでも置いておこうかと考えています。
今回、住友林業の上田展示場へお邪魔してきましたが、こちらの洗面脱衣室にはパネルヒーターが設置してありました。
ついでにタオルも乾かせるなんて一石二鳥!ただこちらは、床暖房ありきのヒーターらしいので我が家は断念・・・。営業さんに確認したところ、ヒーター自体はおそらく5〜6万ではないかとのことでした。
話がだいぶ洗面脱衣室の方へいってしまいましたが、肝心のメインの部屋であるリビングのこの時の室温は16.1度でした。
※薪ストーブは昨晩の22時頃には使うのをやめて、寝る時にはエアコンは全て消して朝を迎えた状態です。
外気温から考えると、頑張って暖かさを保とうとしていると思います。
信州の家の断熱、優秀!!
とはいえ、体感は寒いので無暖房では寒いです!室温を確認したら、即エアコンをつけました。
そういう意味では、寒冷地だからという訳ではなく東京の家でも行動は同じで、朝寒いのに耐えられないので即エアコンをつけてしまいます。
私が寒がりの暑がりで我慢ができない性格なので、感じ方に個人差はあるかも…。
室内の間取りや仕様は?
宿泊したお家の窓はAPW330と331です。
大きな吹き抜けと、オープンになっている2階スペース。
1階のメインエリアにはエアコンが2台、2階に1台。
エアコン3台で部屋は暖かくなりました!特に暖かい空気は上に昇るからなのか、2階が暖かく感じました。
我が家もLDK29.5畳にエアコンが2台必要か迷っていたので、いい体験になりました。
小型エアコンを2台設置するのが理想ですね。
APW330とサーモスXで差はあったのか
元々今回は寒さ確認と、窓を決める為の「信州!真冬の宿泊」でした。
我が家の結論は「APW330・ペアガラス」と住友林業の寒冷地標準のサッシをベースに、リビングのみ「APW330・トリプルガラス」でいきます。
APWの部屋でも、サーモスの部屋でも夕飯は鍋をしましたが、いずれの窓も結露はありませんでした。なので結露に関しては、我が家は薪ストーブも使用して乾燥するだろうという事もあり、あまり心配はしていません。
なので結露に関してはどちらの窓サッシでもいいやと思いましたー。
そして、寒さに関してはアルミ樹脂だろうが樹脂だろうが窓際は寒い!特にサッシの下の方が寒い…。
カーテンを下げているといくらか防げるけど、一番下からは冷気が…!
とはいえ、アルミ樹脂と樹脂では数値上の温度差はありました。
体感的にも分かるレベルではありましたが、家の構造やエアコンの台数もそれぞれ違うので、正確な比較は難しいと感じました。
サッシによる差だけではなく、部屋の広さや間取り、エアコンの位置の差も大きいと感じたので正直サッシだけの話をすると何とも言えないです。
なので結局、寒冷地であることから樹脂サッシであるAPWの方が安心だよねということに。
そして、窓ガラスに関しては温度を測ってみると毎回サッシより温度も高く、窓ガラス自体からはそこまで冷気を感じなかったので、基本的にはペアガラスでも大丈夫じゃん?みたいなノリで決めました。
トリプルガラスだとさらに安心かもしれませんが、費用も高いので実は選ぶ人は少ないという話も現地の方に聞きました。
実際のところはどうなんだろう。
トリプルガラスは費用面が痛い!なので、リビングの大開口窓にのみ採用!
あとはですね、よく不要だ不要だと言われているトイレとお風呂の窓。あれは本当に不要だということが分かりました!
マジで寒い!特にトイレ!窓を開けていないのに寒い…。
そして、お風呂。ここは窓が寒いと思ったわけではなく脱衣所が寒い🥶寒くてお風呂に入っているんだから、窓なんて開ける気にならない。
換気目的なら、換気扇はついているし脱衣所に窓がついているのでそれで多少は換気になるのではないかと…。
でも寒冷地以外なら、好みでお風呂やトイレの窓は決めてもいいかもー!
薪ストーブは必需品ではない
有料(3300円)ではありますが、薪ストーブの体験ができます。
スキャンサームの大きな薪ストーブです。
室温計を一番寒いところに置いてあったので、薪ストーブをつけた時のリビングの気温は分からないのですが…
子供はタンクトップ(肌着)で走り回ってました。
暖かいというよりは、暑いぐらい。
なので、薪ストーブは必須という訳ではなく、あったらいいなという贅沢品。
断熱がしっかりしているからなのか、エアコンや床暖・その他の暖房器で充分過ごせると感じました。
それでも導入したい!薪ストーブの魅力とは
生活必需品ではないけれど、薪ストーブは導入したい!
暑いぐらい暖かいけど、寒いよりはいい!
最大の理由は正直、薪ストーブへの憧れ。
↑薪ストーブ①についてはこちら。
過去の薪ストーブ記事でも書きましたが、薪ストーブは手間もお金もかかります。
導入費用だけで、コンパクトカー1台買えるぐらいのお金がかかります。
それでも、薪ストーブがないなら移住する意味がない。
これからは、薪ストーブなしの生活は考えられないという夫…。
薪ストーブは贅沢品ですが、男のロマン的な理由以外にも何かと生活の役に立ちます。
薪ストーブで料理ができる
オーブン付の薪ストーブ!!
薪ストーブの熱を使って、上の段でお肉焼いたり、パンやお菓子も焼けます。
鍋も入るので煮物料理もいいですね!電気を使わず調理ができるのもポイント。
オーブン付タイプじゃなくても、炉内を使って調理は可能です。
火が落ち着いてから、炉内に直接焼きたい物を入れる方法ですね。
⬇︎薪ストーブ料理のレシピを紹介されています。
薪ストーブの材質によっては、薪ストーブの上に鍋やフライパンを乗せて調理することも可能です。
圧巻の存在感!インテリア目的
すでにいくつか画像を載せていますが、今はオシャレな薪ストーブが沢山あります。
スキャンサームもデザイン性抜群です。
ただし、値段はその分お高いので、スキャンサーム様には手が出ません・・・。
薪ストーブ本体だけで100万近いものも…。値引きとかあるのかな?
それでも、せっかくオシャレな住友林業の家ならば薪ストーブだってオシャレな物を選びたい!
洗濯物がよく乾く!
薪ストーブをつけると乾燥が気になるほどになるので洗濯物もよく乾きます!
実際にバスタオルを干しておきましたが、朝にはカラカラに乾いていました。
我が家は別でランドリールームがあるので使う機会はあまりないかもしれませんが、どうしても早く乾かしたい物がある時はリビングに持ってきて乾かすのもありだと思いました♪
その代わり、乾燥が気になる人は気になるので加湿器が必要かも・・・。
薪ストーブの材質→鋳物(鋳鉄)or鋼板の違いと選び方
鋳物(鋳鉄)⇨表面温度がとても熱くなるので、ストーブの天板(ストーブの上)でお湯を沸かすことが可能。フライパンで調理や煮込み料理も!その代わり周りもとても熱いという事なので、壁とストーブの距離を長くとる必要がある。壁とストーブとの距離を近くしたい場合はストーブ周りの壁に熱の強い素材(タイルやレンガ)を施工をする必要がある。暖まるまでに時間はかかるものの、蓄熱性に優れているので炉内の薪も長持ちする。デザインは大体この画像のようなものが多く、好みが分かれそう。値段は比較的リーズナブルな物が多い。
ザ・定番の薪ストーブという見た目!
鋼板⇨私が推しているLOGIやターマテック、スキャンサームのようなストーブはこちらのタイプ。デザイン性に優れているが、熱しやすく冷めやすい。
薪ストーブの紹介をしているはずなのに人物紹介している気分。
鋳物ほどは表面温度も熱くならないので、天板で料理はできない。予め温めたものを保温するぐらいなら可能。その分、壁とストーブの距離は短くてもOK。(離隔距離は機種により異なる)タイルやレンガの加工も必須ではない。
前回の薪ストーブの記事で「対流式ストーブ」ならストーブ周りの加工が必要ないと書きましたが、その点よりも「材質」による違いの方が大きいようです。
ここからは、ししりん的薪ストーブを選ぶポイント話です。
- メインの暖房器具として使う⇨鋳物ストーブ。蓄熱性に優れているため、使う薪の量も節約できそう。(鋼板でもソープストーン装備なら解決できそう)
- エアコン+ストーブで、メイン暖房はエアコン⇨鋼板ストーブ。飾りになる時間が長くなる可能性があるので、見栄えのいい物にしたい。
- 薪ストーブで料理がしたい⇨天板上でするなら鋳物一択。炉内でピザを焼いたりするなら、中が広ければ材質はどちらでもいいと思う。
- スタイリッシュなデザインが好き⇨鋼板ストーブ!
ど素人の選びポイント!
まとめ
- 信州の冬は−10度ぐらいまでは冷え込む。
- 外で過ごす時間が長い場合はしっかり防寒する必要がある。
- 寒冷地の家、かつ最近の家は断熱がしっかりしているようなので外気温から考えると室内は暖かい。
- 薪ストーブがなくてもエアコンや床暖で暖かい。
- 薪ストーブはあったら暖かいし、便利な時もあるけど必需品ではない。
- 薪ストーブは鋳物か鋼板なのかで方向性が変わる。
- ししりん家の窓はAPW330のペアガラス、一部トリプルガラスを選んだ。
- ししりん家のメイン暖房はエアコンで、サブ暖房として薪ストーブを導入する。
- 薪ストーブは鋼板のオーブン付きを検討している。(LOGIオーブン できればソープストーン)
色々と書きすぎて、見事にまとまっていませんが…真冬の信州へ実際に行ってみてよかったと思っています。
実際に行ってみたことで、自分たちの中で「こうしたい」という気持ちが意外と固まりました。
そして一番心配していた寒さですが、ビビっていた程ではなかった。
薪ストーブ屋さんに何軒か伺った際に皆さん「住友林業さんの家なら暖かいはずです〜」と口を揃えて言っていたので、多分大丈夫・・・なはず。
(断熱なら一条工務店には負けるけど・・・)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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